2~4世紀頃パタンジャリによって既にあった思想や行法が編集されたとされるヨガの経典。
YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH.(ヨーガ チッタ ヴリッティ ニロダハ)
「ヨガとは心の作用を抑制することである。」という定義から始まる4章195節。
第1章 サマーディ・パダ(三昧部門)概要・定義など
第2章 サーダナ・パダ(実修部門)禁戒、勧戒、座法、調気法、制感など
第3章 ヴィブーティ・パダ(成就部門)凝念、静慮、三昧など
第4章 カイヴァリャ・パダ(絶対部門)補足など
大昔に書かれた経典ですが、今でもヨギーの間では哲学の教本として使われ、現在に通じるものも多くあり、今も昔も人間の本質は変わらないんだなぁと教えられます。
筆者や翻訳者によっても、読む人や読むタイミングによっても解釈が異ってくるものなので、どの本がいいとか何が正しいとか言いづらいです。
興味があったらどれでも1冊読んでみて、何度か繰り返し読んでみてください。そうすると自分の環境に合った解釈が見つかり、そこから何か気づきを得るかもしれません。
ただ、思想が極端なもの、理解不可能なもの、受け入れられないものもあり、決して読みやすい本ではないです。
私は、この本を読みながら何度うたた寝をしてしまったことか・・^^;
私が読んだスートラはこれっ ↓ ↓
ヨガは、自律神経、ホルモン、解剖学、トレーニング、ダイエットなど、
人それぞれ様々な方面からアプローチしていただいていいと思っています。
私も「鼻がつまる」「喘息で呼吸がつらい」というきっかけでヨガを始めたんですから^^
まずはどんな些細なことでもいいから自分のカラダやココロを知ることが大事だと思います。
『ヨーガ・スートラ』 は、そのためのツールとして使ってみてくださいね。
ふみ